過払い金はみなし弁済で取り戻せない?

利息は金利で決まりますが、利息制限法で定められた金利の超過分は過払い金となり、無効化されます。
無効化ということは、つまり払いすぎた利息分は取り戻すことができるということですね。
銀行でお金を借りるときなども気になる情報です。
しかし、ここで問題となってくるのが「みなし弁済」です。
みなし弁済では、「債務者が任意で支払った利息に関しては違法性はない」としており、簡単に言えば過払い金を合法的に認める制度です。
もしもこれが認められれば過払い金が発生していても払いすぎたお金を取り戻すことはできません。
とはいえ、過剰に不安視する必要もないでしょう。
金利に対する債務者の任意性を証明するために債権者が提示しなくてはならない条件はいくつかあり、これらの条件を全てクリアすることが難しいので任意性を証明することはほぼ不可能とされています。
銀行でお金を借りる方法では、実際に今までの実例を参考にしても認められるケースはほぼなく、また、仮に認められるようなことがあっても平成18年にはみなし弁済自体を否定する判決まで出ているため、この制度の存在自体が無効のような扱いになっているのが現状です。
というのも、債務者は債権者が提示した金利でしかお金を借りることができないので、結果その金利は強制であり、書類上はどうなっていてもそこに債務者の任意性を求めるのは論理的に不可能としたのです。
よって、いかなる状況でも任意性が認められることはなく、過払い金が発生していれば確実に取り戻せると思って問題ありません。